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Saturday, April 6, 2013

不自然体

最近、やけに気になって仕様がないことがある。

人の「対応」だ。


いろんなお店に行く事があるが、サービス、店の人の対応も様々だ。
そんなに自分を貶める必要があるのかと思うくらい異様に腰が低かったり、どうだ!と言わんばかりの傲慢な人もいる。無関心のようにそっけない人もいれば、南国の湿気のように執拗にまとわりついてくるような人もいる。


人それぞれなのは結構だが、気になるのは“自然体”かどうか。


普段使い慣れない言葉をここぞとばかりに振りかざし、訳も分からず、とりあえずそれらしい言葉遣いでその場をやり過ごす。自分もいろんな職場でアルバイトをさせて頂いたが、大体新人研修で「こういう時はこのように言いましょう!さんハイっ!」と言った風に訓練されるわけだ。


問題なのは、そこにはその人自身はいないということ。

全く思ってもない事を、マニュアルだから言わなければいけないとか、社会の“常識”だという都合のいい謳い文句で、こちらが議論する余地を与えない。


なんと不自然体な対応が多い事か。
本当にそんな事思ってしゃべってるのか?と疑いたくなる。
その場はしのげても、そのしわ寄せに家に帰ればあーだこうだと豹変する。そんなことで自分を滅ぼすほど、おかしなことはない。マニュアルや常識といったものに取り憑かれて、本当の自分を失うくらいなら、それに従わない方がマシだ。


ここでひとつ断っておくが、決してマニュアルや常識が悪いと言っているわけではない。あまりにも“自然体”に人目が及んでいないことを危惧しているのだ。


自然体とはその人自身ということ。もっとその人自身を尊重する視点を持たなければ、その人は素直な自分を表現できなくなって、ただのマシーンになってしまう。



言葉は言霊だ。気持ちが入ってなければ、テレビの砂嵐の音と何も違わない。
自然体こそ、言葉は意味を持ち、人を幸せにできるんじゃないだろうか。


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