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Friday, August 11, 2017

脊椎サブラクセーションの私的考察 part 6

脊椎サブラクセーション状態とは一体どう言った状態なのか?というのをpart 5 では見てきた。


人は必ずと言って良いほど脊椎サブラクセーションの"原因"を知りたがるので、それを私なりに考察する。



創始者D. D. Palmerは、脊椎サブラクセーションの原因は3つのTと定義した。
Thought: 思考(精神的)
Trauma: 外傷(物理的)
Toxin: 毒(化学的)
以上の3つのストレスが脊椎サブラクセーションの原因となる、と。



それらのストレスによって身体を害することを防ぐために、外界と内界を情報化し、
各状況において身体を変化させる必要が出てくる。


その過程において神経系を使うわけだが、part 5 でも述べたように情報化には健全な神経機能が重要となってくる。



<物理的なストレス(Trauma)>

この場合は実際の物理的な衝撃により組織を破壊され、

その治癒作用によって瘢痕組織が形成されたり、継続的な同様のストレスに対して構造的な負荷を減らすために変形したりする。

それによって椎骨の位置変位が起こることは容易に想像できる。



<精神的なストレス(Thought)>

この場合では、後天的に得た思考回路が結果的に椎骨の位置変位を起こす。

ストレスに対する反応として特定の神経サーキットを用いるわけだが、その反復よって神経機能の偏向性が生まれ、それが身体的な動きの偏向性を生む。

それによってある特定の動きを繰り返すことによって構造的な変化を起こし、脊髄に物理的ストレスを与えてしまうわけだ。



<化学的なストレス(Toxin)>

これは直接的に神経に作用する場合や、特定の毒物(生命活動に利用できないor生命活動を阻害するもの)に対する身体反応があり、

それによって神経機能および骨格構造、そして行動に偏向性をもたらし、結果的に脊髄に物理的ストレスを与えると考えられる。






どの原因に関しても、一時的な神経機能変調では脊椎サブラクセーション状態には陥らない。

必ず、"継続的な"反復によって機能と構造の変化を起こし、ある程度不可逆的な変化に至るまでは脊椎サブラクセーション状態に陥ったとは言えない。



従ってカイロプラクターは、一時的で単調な機能検査やスナップショット(x-ray)で脊椎サブラクセーション状態を判断していては、間違いを犯す危険性を孕んでいる。

単に機能が低下していたものがアジャストメント後に回復した、向上したという安っぽく(Cheap)、安易(Easy)なものではない。




必ず『時間』をかけて、その人が一時的な機能変調なのか、それともある程度不可逆的な変調(パターン)なのかを見極める必要があるわけだ。



さて、各ストレスが継続的な反復によって機能的、構造的な偏向性を生みだし、
それが脳と全身の情報化、情報交換の変調を引き起こす機序は説明した。

そこで、情報交換の変調が当初 D.D. Palmerが主張した病気の原因となり得るのか。


part 7 では、そのことについて論じていきたい。




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